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タラコ日記5 ~未来に向けて~


さあ、いよいよタラコたちも大学での最終学年である4年生に進級しましたよ!
もう専攻も変更できないし、あとは学年末の卒業に向けて講義やレポートに頑張るのみです。

ここまでくると、寮のみんなそれぞれが自分のペースというものを掴んでいて、寮長であるあたしがあれこれ心配しなくても、安心して彼らの自主性に任せていられるのでけっこう楽です♪



では、ここで寮のみんなの近況など。


ふっくらハイリーちゃん


ギンガのガールフレンド、ハイリーちゃん。
大学入学当初はほっそりとして繊細な印象だった彼女ですが、ギンガと付き合ううちにかなり健康体になったようで……。

まあ、健康体過ぎて、ちょっと太めに貫禄がついちゃったようだけど、それも元気の証拠と思えば何よりです。
女の子はふっくらグラマラスなほうが可愛いもんね☆
ううむ……胸のあたりとか、ちょっとジェラシーかも。




その彼氏ギンガとは、ついこないだ話したばかり。

ギンガと


「ハイリーちゃん、元気になって良かったわぁ。これもギンガのおかげだねっ」
「え? 何が?」
「何が…って、ハイリーちゃんのことよ。ご両親亡くして落ち込みがちだったし、大学出ても帰る家はないんでしょ? ギンガがハイリーちゃんの心の支えになってるみたいだから」
「大げさだよ。俺は彼女が寂しそうにしていたから、親切にしているだけで……」
「またまた~~。今さら、隠すことでもないでしょ。みんな、もうわかってるって!!」
「…………」


あらら、ギンガってば黙っちゃった。
冷やかされて、照れているのかな? それにしては顔つき硬いけど。
でも、二人がいい雰囲気なのはもうみんなが知っているわけで。
あたしとしては、ギンガには大学卒業後もハイリーちゃんを公私に渡って支えてほしいと思ってるんだけど、なんか煮え切らないなぁ。




そんなギンガはともかく。
一時は大学教授のオバサマとの恋愛であたしたちを仰天させてくれた王子ですが、どうやら新しい彼女ができたようです。


新しい恋?


↑こっそりスパイ中のあたし♪

う、う~~~~~~ん。
まあなんつーか、かな~り個性的な彼女サンのようです。
あくまで優等生風な王子と並ぶとそのミスマッチさに驚いてしまうカップルですが、こういうのは外野がどうこう言うことでもないし~。

それでも、新しい彼女サンは同じ大学の同級生でもあるからして、その点で言えば安心して見ていられるお相手には違いありません。


いい感じ


しかし、おっとり王子にこんなパンクっぽい彼女をナンパできる甲斐性があったとは……。
男と女のことはつくづくわかりません……。





王子はそんな感じ。
一方、その兄のプリンスの奴ですが、最近妙に生意気になってきて、やたらとあたしにつっかかってきます。
寮の些細なことで文句言ってきたり、あたしが反論すると逆ギレして大騒ぎしたり……。

もう、本当にむかついたわ。
あんまりむかついたので、あたしはプリンスの馬鹿を怒鳴りつけてやりました。


 「エルちゃんとHできなくて 溜まってるからって 、八つ当たりしないでよ!」と。







図星だったようです。


いざこざ

プリンス「……ご、ごめんよぉぉぉ」

どうやら、図星も図星。
ど真ん中の直球ストライクだった模様。

しょぼくれて平謝りに謝るプリンスが哀れで、あたしもそれ以上は怒る気にならなかったわ。
確かにエルちゃんは、彼氏といえど簡単にエッチを許すような子じゃないから、悶々とするプリンスの気持ちはわからないでもないんだけどね。
けど、その欲求不満を関係ないあたしにぶつけられても困るじゃな~い?
そういうことは、二人できっちり話し合ってよ。
きっちりとね。





そういう経緯があったから……というわけじゃないけど、あたしもクロードに聞いてみたいことがあったんだ。
うん、大学も最後の年になってしまったし、そろそろ将来のことを話し合うのも遅くない時期でしょ?


将来のこと


「クロードは卒業後のこと、何か考えてるの? 仕事のことでも、人生設計のことでもいいけど」
「うーん。もう4年だし、そろそろ考えなくちゃいけないとは思うんだけどなかなかね…。タラコちゃんこそ、何か考えてるの?」
「あたしはねー、ほら、ママが跡取りの男の子を養子にしちゃったから、もう実家に帰るわけにはいかないし……。まあ、ぼちぼち考え始めたところ」
「あ、そうか。タラコちゃんはそういう事情もあったね。じゃあ、自活するとか…?」
「うん、そういうことになるのかな~」



多分、あたしが帰りたいと言えばママは 「いつでも帰っておいで」 と言ってくれるだろうけど、立派な跡取り息子がいる今、のこのこ帰るのもアレだと思うわけよ。

やっぱりここはあたしが遠慮すべきところだと思うのよね。
ゾンビハイツの跡取りはベルクートなんだもん、今さらあたしが帰ったって意味ないし。


「そっかー、タラコちゃんは自活するのかぁ」
「クロードは実家に戻るの? エルちゃんと?」
「いや~、俺も多分自活するかなぁ。エル姉さんは家に帰ると思うけど、姉さんがいれば親のことは安心だし」
「それで、親のことはエルちゃんに任せて、クロードは好きなことをするって言うんでしょ?」
「あはは、それもいいかも。タラコちゃんはどうするの? やっぱり就職?」
「自然科学キャリアで就職しようかなって思っているけど、実はお店経営にも興味あるのよね。ほら、家でレストラン始めたでしょ? 商売もおもしろそうだな~って思って」
「へえー」



そんなふうに。
あたしとクロードは、卒業したあとの将来のことを色々と話し合った。
もちろんそれは、頭で考えただけの漠然とした計画だったけど、話しているうちに徐々に形になりそうな気がした。

大学卒業まで、あと一年。
のほほんと過ごす時間は多分ない。
あたしたちが考えなくちゃいけないこと、悩まなくちゃいけないことはまだまだたくさんあるのだろうから。

それはきっと、自分のこと、将来のこと、家族のこと……。


大学街遠景


だから。
この一年を大切にしよう。
仲間との絆を大切にしよう。

かけがえのない、最後の大学生活なのだから……。


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