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タラコ日記

アタシはタラコ。
花も恥らうお年頃です♪

爽やかな秋晴れのこの日。
タラコはみんなの祝福を受けて、めでたくティーンへの誕生日を迎えたのでした。
パーティまでのいきさつは前回の日記を読んで頂くことにして、さっそくお待ちかねのローソク消し♪

ママが買ってきてくれたケーキに差したローソクに、本物パパがマッチで点火してくれました。
うわー、ドキドキするぅ。
これ吹き消したら、タラコはとうとう立派なレディに成長するのね!
期待と同時に緊張もちょっぴり…。

さあ、行っきまっすよ~!

どきどき……


せぇ~~の……


ふぅ~~~~……



勢いよくローソクの火を吹き消し、くるりんぱっ♪とターンを決めれば……。


成長


レディ☆タラコの一丁上がり!


どうっ?
どうっ??

アタシ、変じゃない?
ブスじゃない?

気が気じゃないアタシ……。
あー、手鏡持ってローソク消すんだったぁ…。

なんて思ってたら、クラウスさんのほうから話しかけてくれたのです♪

クラウスさんのひとこと


「タラコちゃん、立派な女の子になったね」

えっ、マジで?!

「可愛いよ」

クラウスさんのやさしい言葉が、タラコの心にずんずん染みるのです。
なんて、やさしい人なんだろう…。
前々から、いい人だなぁ…とっても素敵な人だなぁ…とは思ってたけど…。
はぅぅん……。
タラコはこの方のことを好きになってしまいそうです……。


ほんとはね。
クラウスさんをパーティに呼びたいってママに言ったとき、ママからきつく言われていたの。

「あの男だけはやめときなさい」 って。

そのときは、「何をやめるのよぉ?」って思ってたけど、こういうことなのね。
ママはクラウスさんのこと好きになっちゃいけないって言うんでしょ?

年が違いすぎるから?
クラウスさんモテモテだから?

けど、アタシはそんなこと気にしませんから!
ママがなんと言おうが、アタシはアタシの信じる道を選ぶわ。
だって、大人ってそういうことでしょ。
アタシはもう、ママの言うことを聞くだけの子供じゃないんだし。


そう思ったら、タラコは自分でも驚くくらい大胆な行動に出てました。

魅了する


クラウスさんを口説いていたのです。……きゃ☆

今まで、タラコは自分のことを内気な子だとばかり思っていました。
自分でも、こんなに大胆なことができるのかとびっくりです。

でも……。
人を好きになるってこういうことですよね。
少しでも相手から振り向いてもらいたい……。
だから、タラコは自分にできることを頑張ります。


惚れ惚れ……


……あ、クラウスさんのこの表情、大好き。
ちょっと照れたような……焦らすような、微妙な表情。
タラコの不器用な口説き文句にも、そんなに悪い気分はしてないようです。

よかった……。
タラコのこと、嫌いじゃないですよね?
ほんの少しでも、好きでいてくれますよね?

タラコはもう……、

はぁと


とっくに、貴方のトリコになっていますぅ……。 うふ☆



いけない、いけない。
パーティなのに、ついクラウスさんとばかり話しちゃって。
ママにも睨まれちゃった。
本物パパも放置しっぱなしだし、ゾンビパパのほうも起きてきたみたい。

それでも。

情熱


アタシのこの情熱は止まらないっぽい。
やっぱりクラウスさんとしゃべっちゃう。
なんていうか、もうクラウスさんを独占状態?

いいじゃない、今日くらいは大目に見てよ。
だって今日はタラコの誕生パーティ。
クラウスさんはアタシのために来てくれたんだから!



そんな感じで、クラウスさんともいい感じでおしゃべりしてたんだけど、お友達からの電話で、タラコちょっと席を外してたときがあったの。

電話しながらなにげなく見てたら、ママはソファーの隣にクラウスさんを手招きしてた。
それ見てアタシ、いや~な予感したのよね。

親心


だって、ソファーの背後では、パパがすっごい顔をしてクラウスさんを睨みつけてたのよ。
パパのその顔見て、アタシすぐにパパがヤキモチ妬いてるんだって気づいたわ。
タラコがクラウスさんとばかり話しているから、娘を取られたとでも思ったのね。
寝てる間にパーティ始めちゃったのも、パパにはショックだったんだろうし。

慌てて電話を終わらせてソファーに近づいたタラコの耳に、パパの不穏な顔つきよりももっと不穏な囁き声が聞こえたの。

それはもちろん……、ママの声だった。



「……娘に手出したら、殺すわよ」


ちょっとママ!
しれっとした顔しながら、そんなこと言うのやめてくれる?
それって、キョーハクよ、キョーハク!
ちゃんと聞こえてるんだからね!

ママに食ってかかるアタシ。
でも、ママはアタシの抗議なんて、まるで聞いちゃいなかった。
冷たく隣のクラウスさんを見やると、黙って彼の返答を待ったの。

クラウスさんは一言、

「わかってますよ…」

と答えた。




サイアク…。
せっかくいい雰囲気だったのに、ママがすべてをぶち壊してくれた。
ひどい。
ひどすぎる。
いくらママだって、娘の恋路を邪魔する権利なんてない。

もう意地でもクラウスさんと仲良くなってやる!

アタシは決意した。
邪魔されればされるほど、恋ってもんは燃え上がるもんなのよ。
ママはアタシを子供扱いしたいのかもしれないけど、そうはいかないわ。
クラウスさんを脅したって、アタシがクラウスさんを離さないから!


そうして、ママの視線を痛いほどに感じつつもクラウスさんを口説き倒すことしばし……。


あ!!

押せ押せムード


な、なんかクラウスさんのアタシを見る目が変わってきたっぽい。
彼の瞳の奥に、ピンクのハートが垣間見えるわ。
クラウスさん、とうとうタラコにハートわしづかみにされちゃった?

えへ、愛の勝利かな?
この勢いで、タラコのファーストキスを……。




ファーストキスを……。




……って、コラァ!


パーティ大成功


これからがいいとこだったのに、パーティ終了?!

そんな……。
何、ママ、笑いをこらえているのよ!
いくらパーティ大成功だって、こんなとこで終わりなんて……。

ああ、クラウスさんが帰ってゆく……。
タラコは胸が張り裂けるような思いで、クラウスさんの帰ってゆく後姿を見つめたわ。
……今度会えるのはいつなんだろう。
クラウスさ~~~ん つД`)・゚・。・゚゚・*:.。




パーティは大成功だった。
タラコの本当のパパにも会えた。
めずらしくパーティ中はケンカも起きず、みんなが口々に「いいパーティだった」って言ってくれた。

そうね。
みんなに祝ってもらえて、タラコは幸せでした。
ママ、素敵なパーティを開いてくれてありがとう。
最初はあまり気乗りしなかったパーティだけど、開いてよかった。
タラコは今日のことは一生忘れません。
もちろん、クラウスさんとのことも……。



その夜、タラコはいい女になるべくメイクアップに頑張っちゃった。
ママは「若いんだから、素顔が一番よ」なんて言ってるけど、キレイになれるのなら、そっちのほうがいいじゃない。

で、出来上がったのがコレ。

キメっ


我ながら、モデルさんのように決まっているわね。
鏡の前で色々ポーズ取りながら自分に見惚れていたら、通りがかったモヒカンの奴がこんなこと言ったの。

「タラコちゃん、青木さやかに似てない?」


……ハァ?



もちろん、


「どこ見てんのよ! このスットコドッコイ!」


って怒鳴り返したわ。
失礼しちゃうわね~。


あ、そろそろ寝ないと。
明日は公共区に洋服や下着を買いに行くの。
だって、クラウスさんに相応しい装いしなくちゃね☆
そういうわけで、タラコの日記もこれでおしまいです。
おやすみなさ~~い♪
明日もステキな日だといいなぁ……」


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