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ソラとの恋仲を認めてもらおうと、さっそうとマッド家にやってきた精密機械 ターさん。

しかし、ターさんを待っていたのはソラの父クラウスのなにげない一言だった……。

痛恨の一撃?!

ターさん内部のコンピュータがハングアップしたかに見えたそのとき……。
なんとか気持ちを奮い立たせたターさんは、引きつり笑いを浮かべながらこう言ったのでした。

固まるターさん

ターさん「いやまあ、ただの金属というよりは、未来の科学の粋を集めた、山田かつてない金属といえましょう」




未来の科学!!

そのひとことに、クラウスの眉がぴくりと動きました。
この際、日本語の間違いなどどうでもいいのです。←クラウスは理系

科学!!

科学!!

科学!!

科学!!

科学!!

自然科学の分野に生涯を捧げているクラウスです。
さっきまでのどうでもよさげな対応とは打って変わって、俄然ターさんに興味を持ち始めたようです。

科学の粋かい?

クラウス「へえー、君が科学の粋だって言うのかい?」

ターさん「もちろん。僕は、未来のコンピュータが人類殺戮のために生み出した、究極の戦闘金属なのですよ」


おいおいおい……・(,,゚Д゚)

そんなこと言っちゃっていいのかい、ターさんよ?
鬼畜といったって、クラウスも一応は人類の端くれなんですよ?

クラウス「ほう…。人類殺戮のために…ねぇ……」

言われて、そこでハッと我に返ったターさん。

別に人類殺戮のためにここにいるわけじゃ……。
…そう。
今夜マッド家を訪ねたのも、愛しいカノジョのパパにご挨拶をするため。
ソラとの交際を認めてもらう前に、人類の敵として追い払われるわけにはいきません。

なので、苦しい笑いで誤魔化してみたり。

いや。あの。うおっほん……げふふ

ターさん「いや、でもあの~、最近は人類殺戮よりも、もっと素晴らしいことに気がついたわけで。ぐっへっへっ」

クラウス「ほおお、例えば?」

ぐほっ、と咳き込むターさん。

ターさん「ボ、ボランティアとか…」

クラウス「ボランティア?」

ターさん「あ! あと津波募金とか! あとは献血もしました! それも成分献血!!」

イマドキ成分献血くらいで威張るなよ、って感じですが、ターさん必死です。
金属の肌のどこから染み出てくるのか、すでに脂汗たらたらです。

クラウス「君、未来の戦闘金属なのに、血小板や血漿まで献血できたわけ?」

クラウス、じわじわとターさんを追い詰めます。
さすが鬼畜王ですね。
相手をじわりじわりと追い込む技が冴えてます。

ターさん「ぇえもうッ! 未来の金属ですからぁ!」

どんとこい、ですか?

その割りに、ターさん声が裏返っちゃってますよ?
追い詰められて、ヤケのヤンパチになってしまったのでしょうか。
可哀相に……、怖い怖い思いをしたんでしょうね。

するとクラウスは……。

わんだふる!


「素晴らしい!!」

彼にはめずらしく、大きな声で叫びました。

目が輝いてます。
心から感動しているようです。
こんなに生き生きしたクラウスの顔なんて、めったに拝めませんよ…。

クラウス「素晴らしい!! まさにワンダフルだ! 未来の科学とは、そこまで進歩したというのか!」

ターさん「……ええ、まぁ…」

クラウス「ボランティアや募金、血小板や血漿の献血さえも可能な、人類殺戮の戦闘金属!!」

ターさん「はぁ…」

クラウス「素晴らしいッッッッ!!」 ←興奮で声裏返り気味





その後、未来の科学云々について、クラウスとターさんが夜更けまで話し込んだのは言うまでもありません。
話し込んだ……というよりは、クラウスの話にターさんが、無理やり付き合わされたといったほうが正しいかもしれませんね。
クラウスの小難しい研究話に、ターさんがついてこれたのかは謎ですが。



しかし。

ソラの視線


クラウス、後ろ、後ろーっ!

ターさんのこと、ずーーーーーーーっと独占してるもんだから、ソラが睨んでますよ。

そりゃ、パパに紹介させるために連れてきたとはいえ、ターさんはソラの彼氏ですから。
いつ果てるかもわからないクラウスの長話に、いい加減ソラも頭にきている模様。

「パパ、もういい加減にしてよ!」

とばかりに、二人の間に割り込んで……。

恋人たちのキッス


パパの見守る前での、堂々としたいちゃつきぶり。

このとき、ターさんは心の中で、

「た、助かった……つД`)」

と号泣していたという……。


…とまあ、なんだかわからないうちにクラウスに気に入られたらしいターさん。

しかし、彼はいったいどこからやってきたのでしょうか?
彼がクラウスに語ったように、人類殺戮のために未来から送り込まれた戦闘金属?

見かけもそうだけど、その正体すら謎なターさん。
ここはひとつ、ターさんその人の真実に迫ってみましょう。




ターミネーターこと、ターさん。
つい先日、この街に越してきた若者こそが、このターさんです。
彼は、いったいなんのためにこの街にやってきたのでしょうか?
それはもちろん、

人類殺戮のため などではなく……。

彼なりの、ある夢を実現するためにやってきたのです。
その夢とは?

ここはひとつ、ターさん本人に聞いてみましょう。
インタビュアーはお馴染みのねこまるさんです。

ねこまる「君の夢って何なの?」

ターさん「それはもちろん、幸せの青い鳥をさがすことです」

ねこまる「…はい?」

いきなり吐血しそうになるねこまる。
しかし、ターさん大真面目。

ターさん「実は、幸せ探しの旅をしてるんですよ、僕」






ボクって面じゃねーだろ、(゚Д゚)ゴルァ!!

…などと、ねこまるが言ったとか言わなかったとか……は、この際置いといて。


とにかく、そんな甘ったれた 夢を実現すべく、この街にやってきたターさん。
まずは、家探しとルームメイト探しに着手したのでした。

とりあえず、新聞にこんな募集広告を出してみたり。

「ルームメイト募集!
 ■家賃・生活費折半で一軒屋をシェアしてくれる方。
  ……ただし、愛とエロスに理解のある方限定」


……愛とエロス?

幸せの青い鳥じゃなかったんですか?

何か、物事の肝心の本質がすり替わっているような気もしないではないですが、その募集広告を見てやってきたルームメイトを無事ゲットしたターさん。

住む一軒屋も、そのルームメイトの彼が所有してるということで、とんとん拍子に新居にお引越し。

ターさんたちの新居


こじんまりとしたいい家です。
さっそく、ルームメイトとキックボールで遊ぶターさん。
友達ができて嬉しそうですね。

ルームメイトの彼は…というと、ちょっと影のあるイケメンです。
不気味な戦闘金属であるターさんを見ても動じない彼は、なかなかの肝の太さといえましょう。

ターさん「えっとぉ~、この家具ここでよかったかな、穴金さん?」

穴金?


「アナキンだっ!!!」

いきなりルームメイト兼大家を怒らせるターさん、ナイスです。

まぁ、でも。
この二人とも、お互いロマンス願望なので、とっても気は合いそう。

まさしく、愛とエロスに寛大なコンビになりそうな予感です。


とりあえず、

二人の共同生活に幸あれ!



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