PCゲーム「ザ・シムズ2」のプレイ日記です。
まったりと展開ちぅ☆
2006年
11月
01日
(水)
20:03 |
編集
穏やかな時間が流れるデメント家。

臨月を迎えて、ダニエラは出産準備、そしてフィオナはサロン経営にと大忙し。
そんな中でも、ベロニカとの時間は大切にします。
ベロニカも赤ちゃんの誕生を心待ちにしている今日この頃です。
そして。
さあ、いつでも赤ちゃんバッチコーイ! なある夜。
ダニエラが陣痛に苦しみ出しました。
フィオナとベロニカも在宅の夜間でよかったですね。
ダニエラの苦悶の声に、フィオナとベロニカもすっ飛んできましたよ。

ダニエラ「おおおおっ、産まれるぅぅぅぅ」
さあ!
どんな赤ちゃんが産まれるのでしょうか?
ギンガの子ということで、産まれる子には宇宙人の血も混じっています。
わくわくすると同時に、不安な気持ちもあったりして……w
お?
どうやら、産まれたようです!

わーい、わーい!
無事、男の子が生まれましたよ!!
ざっと見たところ、ダニエラの肌が遺伝したようですね。
目の色もダニエラと同じです。
よかったぁ!
ダニエラの遺伝子が色濃く反映した男の子だったようです。
すると、ベロニカが 「赤ちゃんのお顔をよく見せて!」 とせがんできたので、見せてあげることにしましょう。
・
・
・
・
・

・・・・・・あ。
こ、これは……。
なんとも形容しがたいお顔に……。
ダニエラの遺伝子が濃い、とさっきは書きました。
が、この顔を見ればギンガの遺伝子も間違いなく入っていることがよくわかります。
はううう、口元が……口元が〜〜。
将来が不安です……。
しかし。
フィオナとベロニカはそんなことなど気にならないようでした。

フィオナ「まあっ、なんて可愛い男の子なの!」
フィオナもベロニカも大喜び。
無事に生まれた新しい家族に大感激の様子です。
特にベロニカは、弟ができたとはしゃぎまくり♪
今まで一人っ子で寂しかったですからね、ずっと欲しかった兄弟ができてとてもうれしそうです。

ベロニカ「赤ちゃん、あたしがお姉ちゃんですよー♪」
家族みんなに誕生を祝ってもらえて、この赤ちゃんは幸せですね。
父親はいないけれど、母がいます。
フィオナとベロニカもいます。
家族の愛に包まれて、すくすく元気に育っていってくれることでしょう。
ダニエラはこの子に「ツバサ」という名前をつけました。

運命にがんじがらめな自分の分も、鳥のように大きな翼で未来に羽ばたいて欲しい。
自由に、どこまでも自由に、自らの人生を生きていって欲しい。
そんなダニエラの願いが込められています。
今となっては、この子がダニエラの希望です。
この子の幸せが、ダニエラの幸せなのです。

しかし。
感慨深いですねー。
この子はギンガの子。
……ということは、クラウスの孫にもなるんです。
クラウスの初孫ですよ?
あのクラウスがとうとうおじいちゃんになってしまいました☆
……まあ、そんなことなど彼はまったく知らないわけですが。
本人のまったく知らぬところでも、運命の歯車は回り続けているんですね。

ダニエラ「ツバサ……、あんたはパパに似るのかねぇ…」
ギンガの面影を残すツバサが愛しくてたまらないダニエラさん。
今後は育児に、そしてサロン経営にも頑張らないといけませんね。
まだまだ忙しい日は続きそうですが、ツバサのいる毎日に張り合いを感じるダニエラさんです。
フィオナが常々、「ベロニカが生きる支えなの」と言っていた意味が今やっとわかりました。
この子がいるから頑張れる。
それはダニエラも同じです。
さあ。
出産もすんで、いつもの日常が戻ってきましたよ!

早速、着慣れたメイド服に身を包み、家事に育児に走り回るダニエラさん。
今後は、フィオナと交代で店に出ることも計画中。
デメント家は、早くも日常の生活を取り戻しつつあります!
2006年
11月
06日
(月)
01:46 |
編集
警察キャリアに就職したエルたん。

少しずつ仕事にも慣れていっています。
とはいえ、ついこの間まで世間知らずの大学生だったエルたんですから、彼女なりに苦労はありました。
悪者と遭遇したときの格闘術から、法の執行官としての心構えと法律知識。
その他にも、世の中の裏の裏のことまで勉強しなくては警察官など勤まりません。
仕事をこなしながらそんな勉強の日々に、心がくじけそうになったことも一度や二度ではありませんでした。
そんなとき。
エルたんのことを気にかけ、何くれとなく相談に乗ってくれた署内の先輩の存在にどんなにか力づけられたことでしょう。
彼は、とってもやさしく、時には厳しくエルたんを導いてくれました。
そんな彼に、エルたんが特別な感情を抱くようになったのは当然の成り行きかもしれません。

仕事仲間というだけでなく、個人的にも親しくなってゆく二人。
エルたんは、仕事帰りに彼を家に招いたりもするようになりました。
だって。
ときには仕事を忘れた立場で一緒にいたいじゃありませんか♪
仕事に日々忙殺されているからこそ、こういう個人的な時間は大切にしたいと思うエルたんです。
では、エルたんの大切な先輩、大切な人をご紹介しましょう。

あっ! と思った方はスルドイですね。
彼はタイラー。
ベテラン警察官で、エルたんの先輩でもある男です。
エルたんが署に配属されてからというもの、手取り足取りいろいろなことを教えてくれました。
頼りになる先輩であり、そして今ではほのかな想いを寄せる人なのです。
頼りになるといえば。
この日、エルたんの家を初めて訪れたタイラー。
エルたんがお茶を入れている間に、いきなりプールに飛び込んでました☆
その飛込みがまた素晴らしくて、さすが体を鍛えている警官だけあるとエルたんもうっとり……。
大学時代、プリンスのような手のかかるお坊ちゃんと付き合っていたエルたんから見ると、男らしく行動的なタイラーは、うっとりするほど頼りがいのある男性に映ってしまうのです。

水着姿もたくましく、エルたんもちょっと照れちゃいますね。
そうそう。
タイラーは、警察署内でも女性人気ナンバーワンのモテモテ男です。
女性警官の仲間うちでは、「タイラーとウフフをした」 ことが一種のステイタスとなっているほど。
それだけ、彼を狙っている女たちが多いということです。
なので、エルたんも負けてはいられません。
ときには彼の家まで押しかけて、友好を深めます。

「わたし、知ってるのよ。…タイラー、あなたって署内の女の子ほとんどと寝てるのね」
「あー、それは。もしかして、妬いてる?」
「ええ…、気になるわ。あなたがどういうつもりでそんなことしてるのかって」
「深い意味はないよ。だって、女の子のほうから迫ってきたのに、断ったりしたら可哀相だろ? 女のプライド傷つくだろうし」
「だから、据え膳食うって言うの? 相手が本気だったらどうする気なのかしら?」
「そういう相手にはちゃんと言うよ。誤解させたりしない。そこんとこはちゃんとわきまえてるよ」
タイラーはそう言いますが、本当なのでしょうか?
署内でウフフ関係のある女の子たちとは、皆割り切った関係なのだと?
なので、エルたんはズバッと核心に斬り込んでみることにしました。
何より自分が、タイラーにとっての 「その他大勢の女」 になるのが嫌だったからです。
「じゃあ、わたしはどうなの? わたし、あなたのことが本気で好き」
「エル……」
「わたしのこの本気の告白に対して、あなたはなんて答えるつもり?」
・
・
・
・
・
しばしの沈黙のあと……。
タイラーはやさしいキスをくれました。

「うれしいよ、エル……」
「タイラー……」
「エルのこと、好きだよ。他のどの女たちとも違う。君が署に配属されてから、ずっと君のことを見ていたんだ……」
「まあ、ほんと?」
「本当さ」
「遊びじゃなく、本気でわたしのこと……好きでいてくれる?」
「もちろんさ。君の頑張る姿に、いつの間にか惚れてたみたいだ。だから、君の気持ちはきちんと受け止めるよ」
「うれしい。タイラー、大好きよ…」
おおっと!
思わぬところで相思相愛が発覚しました!
やったね!
これで、他のライバルたちより一歩先んじることができたでしょうか?
何分、女性にモテモテなタイラーですから心配の種は尽きませんが、とりあえず彼との気持ちの疎通ができてほっとするエルたん。
あと気になるといえば、大学時代の彼氏プリンスのこと。
エルたんは、そのことでタラコに相談に行きます。

「実は、職場で好きな人ができたの。プリンスとは大学卒業以来会ってないんだけど、はっきり言わなくてもいいかしら?」
「あら、うまくいってなかったの?」
「…というか、彼、いつまでたっても子供みたいで手がかかるでしょ? あたしもう付き合いきれなくって、距離置いてるのよ。今、付き合っている彼はすごく頼りがいがあって、わたしをリードしてくれるタイプだからなおさらね……」
「まあ、エルちゃんの気持ちはわかるかも。あいつ、本当に頼りがいないからねぇ」
プリンスは決して悪い人間ではありません。
お坊ちゃんなだけあって、おっとりしてて気がやさしいですし、細かいことにもうるさくありません。
けれど、その分いい加減で、努力するってことを知りません。
軽く付き合う分にはいいでしょう。
でも、結婚とか同棲とか踏み込んだ関係になるには、ちょっと躊躇してしまう人間です。
子供みたいな彼の世話を焼きながら長い人生を生きていくなんて、今のエルたんからいえば絶対に無理! な話なのです。

「わたしもこの先結婚とかも考えなくちゃいけない年だけど、プリンスとはそういう未来は考えられない……。でも、そのことをはっきり言ってしまうと、彼がまたダダこねそうで面倒なのよ」
「そうね〜。こうなりゃ、自然消滅を狙ってみてもいいんじゃない? 別に結婚の約束とかしてたわけじゃないんでしょ?」
「うん、それは全然ない。てか、プリンスと結婚なんて想像ですらあり得ないわ。タラコちゃんだってわかるでしょ?」
「わかりすぎるくらい、わかるわぁ〜。あいつには大学時代、苦労させられたしね」
タラコと相談した結果、プリンスとは自然消滅を狙っていくことにしました。
まあ、タウンに戻ってきてからもあまり電話を寄越してこなかったプリンスです。
エルに避けられていることも知らずに、のん気にやっているのでしょう。
このまま彼に、適当な恋人ができてくれればエルたんの気も楽なのですが☆
そして。
エルたんとタイラーは、仕事仲間から恋人同士へとステップアップ。

大好きなタイラーと寄り添って、愛する人と過ごせる幸せを噛みしめるエルたん。
もちろん。
そんな幸せエルたんには、フィオナという女性の存在など知りようもないことなのでした。
2006年
11月
16日
(木)
15:14 |
編集
さて。
先日、同僚エルとの相思相愛が発覚したタイラー。
優秀な警察官であり、その一方で私生活上では華麗なるプレイボーイぶりを発揮している彼。
今日はそんなタイラーその人に、ずずずいっと迫ってみたいと思います。
街はずれの単身者住宅。
タイラーはここに一人で暮らしています。

趣味はドライブと庭いじり。
こう見えてけっこう手先が器用なので、車の整備から庭木の剪定までなんでもやっちゃいます。
食事も簡単なものなら、自分で作ってしまいます。
一人暮らしがけっこう長いので、家事なども慣れてしまって全然苦にならないタイラーです。

実を言うと。
タイラーには家族はいません。
赤ん坊のとき、橋の下に捨てられていた彼は、大人になるまでずっと福祉施設で育ちました。
警察官の職を得てからは施設を出て、それ以来ずっと一人暮らしを続けています。
タイラーがプレイボーイだの女たらしだの言われるようになったのは、この生い立ちに関係がありそうです。
施設時代、誰からも愛情を与えられなかったタイラー。
寂しい少年時代を過ごした彼は、愛に飢えた少年の心のまま大人となりました。
だから。
誰かから愛情を向けられることは、彼にとっては奇跡のようなもの。
立派な大人となった今でも、差し出された愛情をむげに断るなど、もったいなくてできません。
そのあたりの性格が、彼の女関係の派手さに関係しているのかもしれません。
好意を向けられたら絶対に断らず、ウフフな関係までいってしまうタイラー。
自分を好きだと言ってくれる女とウフフをしているときこそ、相手からの愛情を実感できる瞬間なのかもしれません。
そんな、女関係にはとことんだらしない彼ですが、ここにきてエルたんと正式な恋人関係にステップアップ。

やはり、仕事で一緒にいる時間が長いからでしょうか。
エルたんといることに、安らぎを感じるようになったタイラー。
それに、エルたんはとても美人で頭も良いので、タイラーにしてみれば生まれて初めて出会った素晴らしい女性のようにも思えるのです。

しかも、体の相性もバッチリ☆
文句のつけようがないエルたんの存在に、独身貴族を満喫してきたタイラーもそろそろ「結婚」の2文字が脳裏に浮かび始めます。
天涯孤独で、その上施設育ちだったタイラーです。
女ったらしでありながら、実は彼はガチガチの家族願望でありました。
彼の夢は、愛する人と温かい家庭を築くこと。
子供たちの笑い声が響く、賑やかな家庭を作ること……。
しかし。
そうは思いながらも、向けられる愛情はやっぱりむげに断れないタイラーです。

彼女はフィオナ。
ブルーウォーター村の彼女のサロンに行ったことがきっかけで、親しくなりました。
最初は彼女の家にパトロールのついでに寄る程度だったのですが、最近は彼女のほうからタイラーの家を訪ねてくるように。
最初こそ、ただの友人のつもりで仲良くしていました。
彼女は子持ちでしたし、きちんとした夫か恋人がいるのだろうと思っていたからです。

でも親しくなるにつれ、複雑な彼女の事情が飲み込めてきました。
恋人だった一人娘の父親とは、うまくいかなくなったこと。
いろいろトラブルがあって、逃げるようにブルーウォーター村に引っ越してきたこと。
働くのは初めてで、あのサロンが現在の唯一の生活の糧なのだということ……。

そう言うフィオナの顔に、暗さは微塵もありませんでした。
それどころか、
「あなたと一緒にいることが楽しいの」
と彼女は微笑みました。
タイラーを一途に見つめる彼女の瞳は、はっきりと「あなたが好き」と訴えかけています。
そんな想いを、タイラーが拒めるはずはありません。

「俺も、フィオナと一緒にいられて楽しいよ……」
ついこんなことを囁いて、彼女を抱きしめてしまいます。
女ったらしは、どういう状況に置かれたとしてもやはり女ったらしなのですよ。
盛り上がった二人はベッドへとなだれ込みます。

「……ああんっ、タイラー好きよ。好き好き」
「俺だって」
「これからもこうやって会ってくれる?」
「う。…ぅう〜ん。会うだけなら……かまわないよ」
「あなたを困らせるようなことはしないわ。こうやって、会ってくれるだけでいいの」
こんなふうに熱く求められて、まんざらでもないタイラー。
エルのことが心の隅に引っかかりますが、自分は女に迫られたら断れない性分なのだともう白状はしています。
ちょっとした遊びの付き合いくらい、彼女もそう目くじらは立てないでしょう。
そんなふうに勝手に納得して、フィオナを抱きしめるタイラー。
罪な男です……。
でも、こういう罪作りなところがタイラーのタイラーたる所以なのですね。
しかし……。

子持ちフィオナに、強い結婚願望があるということをタイラーはまだ知りません。
そして。
タイラーとの結婚を、すでに近い将来の夢として見始めているフィオナの心も。
警官タイラー。
女ったらしの彼は、彼自身の理想の家庭を築くことができるのでしょうか?
……それは、誰にもわかりません。
2006年
11月
21日
(火)
00:57 |
編集
久しぶりのマッド家……。
とはいえ、今回は実家を出て一人暮らしを始めたギンガの巻です。
まあ、実家とは別に居を構えたわけで、本当ならカテゴリを別個に分けたほうがよかったかもしれませんが、あんまりカテゴリが増え過ぎてもアレなので、マッド家のままでいっちゃいます。
ま、いずれ実家に戻るかもしれないマッド家跡取りってことでヨロシクです〜♪
しかーし。
跡取りとはいえ、実家から一切の援助も受けていないし、受ける気もないギンガ。
なけなしの貯金をはたいてピンクハウスを購入してしまったので、働かないことには日々の生活にも困ります。
なので、新聞広告を見て、さくっと仕事を決めてしまいました。

まあ、元々お気楽お坊ちゃんなギンガなことですから、お固い仕事は向きません。
自分でも性格はよくわかっているギンガ。
彼が選んだ職業は、自由稼業キャリアでした。
大卒ということで下っ端はすっ飛ばして、映画館の映写技師からのスタートです。
そして、忙しい仕事のかたわら、ダニエラ捜索を始めます。
ピンクハウスを売ってくれた不動産屋から始め、街中の引越し屋にも足を運び、情報になりそうなことを聞き込む毎日……。

けれど、これといった情報もなく足を棒にするだけの毎日です。
ダニエラたちも、ギンガが捜し回ることを予測していたのでしょう。
それだけに彼女たちの失踪は用意周到でした。
自分たちがどこへ逃げたか、そんな痕跡など微塵も残さずに綺麗さっぱり消えたのですから。
収穫はまるでなく、ギンガの気落ちはひどいものでした。
それでも生きていかなくてはなりませんから、仕事だけは続けなければいけません。
意気消沈しつつも映画館の仕事を続けるギンガ……。
そんなギンガにやさしい声をかけてくれたのが、映画館の軽食コーナーで働くストークリーでした。

映画館で働く仲間は年配の人が多いので、年が近いからってせいもあるでしょう。
なんとなく親しくなってゆく二人。
仕事が終わると、彼女がギンガの家に寄っていくということもありました。
そして。
ギンガが、彼女と仲良くなろうとしている理由には、もうひとつ大きな理由がありました。
実は彼女……。

ダニエラによく似てるんです。
最初に彼女に会ったときから、ギンガはそのことに気がついていました。
もしかしたら、ダニエラの姉妹?
そうじゃなくても、親戚とかの身内の可能性もあるかもしれない。
いや、全然関係ないとしても、もしかしたらダニエラたちが引っ越した先を知っているのかもしれない……。
そんな、はかない期待を抱いてしまうギンガなのです。

「ねえ、ストークリー。君の身内に、ダニエラという女性いないかな?」
「ダニエラ?」
「うん。君によく似た女性なんだけど。髪の色は赤っぽいブラウンで、瞳の色はグレイ。以前はフィオナ・ベリって人の家のメイドをやってたんだけど」
「いえ、知らないわ」
「本当に? 遠い親戚とかにもいない?」
「聞いたことないわね。その人がどうかしたの?」
「うん……。ちょっとね……捜してるんだ」
顔立ちは似てても、彼女はダニエラとは関係ないようでした。
期待していた分、がっかりするギンガ。
もうこれ以上、ダニエラを捜す手立てはないように思えました。
もう……。
もう二度と、彼女には会えないのでしょうか?
悔しいけれど、やれることはもうやり尽くしました。
ギンガに何も言わずに消えた彼女の意思を尊重して、ここはもうギンガの未練を吹っ切るときなのでしょうか?
そんなことを悩むある日。
タウンに新しくペットショップがオープンしたとの広告チラシがポストに入っていました。
寂しい一人暮らし。
ダニエラ捜索も空振り続きで、落ち込む日々が続いていたギンガはふと思い立ってそのチラシの店に行ってみることにしました。
街で初めて開店したペットショップ。
……動物でも見れば、少しは気が紛れるような気がしたのです。

店に入ると、ギンガの足がふと止まりました。
おや?
奥のインコのケージ前……、どこかで見たことのある後姿に気づきました。
「親父……?」
小さく呟いたギンガ。
それは、ギンガの父クラウスの後姿でした。
そういえば。
ダニエラやフィオナたちの行方を、まだ父には聞いていませんでした。
フィオナは父の愛人だし、フィオナの娘ベロニカは父の娘でもあります。
もしかしたら、彼女たちの行方をこの父が知っているということもあり得ます。
今さら、そんなことに気づいたギンガ。
勢い込んで、父に尋ねます。

「父さん、久しぶり」
「お? ギンガ、久しぶり。おまえもペット買いに?」
「…うん、まあね。それより父さん。フィオナたちがどこに行ったか、知らない?」
「いや、知らない」
「やけにあっさり言うね。彼女たち、ピンクハウスを売って、街を出てっちゃったよ。父さん、捜さないの?」
「だって俺、去るもの追わずだし」
「なんだよ、父さんのせいだろ? 子供まで産ませたくせに男らしく責任を取らないから、フィオナさんにもとうとう愛想尽かされたんだよ」
「むぅ……」
どうやら父は何も知らないようでした。
つーか、自分の愛人や娘が行方不明になったというのに、この無関心ぶりはひどすぎます。
こんな薄情な父に聞くだけ無駄だったと、さらに落ち込むギンガ。
父と別れ、店内をぶらぶらしているうちに犬のケージ前にきました。
メスのビーグルがそこにはいました。
いたいけな瞳が、目の前のギンガをじいっと見上げてきました。

「あ、可愛い……」
そういえば、子供の頃はペットを飼いたくてたまらなかったギンガ。
でも街にはペットショップがなくて、飼う機会もなかったのでした。
ギンガはあまりお金の入っていない財布を見ました。
乏しい生活費ですが、この犬を買うお金くらいはありそうです。
本当はメイドを雇おうと思って貯めたお金……。
でも今は、メイドよりも目の前のか弱い存在に心惹かれていったのです。
ギンガはメスのビーグルを買いました。
ペットショップでは仮の名前として「イリア」と名づけられていましたが、ギンガはそのまま犬の名前を「イリア」とつけました。
きっと、ギンガのいい相棒になってくれるはずです。

「これからよろしく、イリア」
「クゥ〜〜ン」
ダニエラに去られて失意のギンガに新しい家族ができました。
小さな、小さな命……。
でも、今はこの小さな命が、ギンガの寂しい心を慰めてくれるような気がしたのです。
2006年
11月
28日
(火)
17:40 |
編集
秋晴れのある日。
この日は待ちに待ったタラコとクロードの結婚式でありました。
同棲しつつ、新しい生活基盤を固めていた二人。
やっと仕事にも慣れてきて、ここいらで法律的にもきちんとした形で籍を入れるのがいいだろう、と二人で話し合った結果でした。

結婚式の会場は、我が家の庭です。
お客様もたくさん招待しました。
お互いの両親に、兄弟。大学時代の友人たち……。
久しぶりに会う顔もあるので、楽しい式になるのは間違いありませんね♪
式の準備はもちろん自分たちでしましたが、当日は着替えなどもあるので、最終的なチェックには義理の弟・ベルクートの手も借りました。
喜んでタラコたちの手伝いをしてくれた彼に、タラコたちも大感謝です。

お客様をお迎えする手配を、てきぱきやってくれるベルクート。
一人っ子で育ったタラコには、こんな頼もしい子が弟になってくれてうれしくてたまりません。
彼になら、実家に残す母のことも安心して任せられそうです。
お?
そろそろお客様も揃ったようです。
いよいよ、タラコとクロードの結婚式が始まります!

「タラコちゃん……、ぼくの人生を賭けて君を幸せにするよ」
「クロード…。うれしい、愛してるわ」
「二人で幸せになろうね」
「ええ。いつまでも一緒よ」
「愛してる、タラコちゃん……」
クロードの誓いの言葉に、胸がじーんと熱くなるタラコ。
大学で出逢って4年と少し……。
彼とこんなふうに結婚する日がくるなんて、あの頃は思いもしませんでした。
厳かな誓いのキス……。
クロードとはもう何度もキスしているけれど、今日のキスはいつもとは違う神聖なものでした。

招待客の間から、祝福の拍手がわき起こります。
今日ここにきてくれたお客様は、以前から二人を温かく見守ってくれていた人ばかりです。
これは……、何がなんでも幸せにならねばいけませんね☆
その後、ケーキカットへと式が進む頃には、会場も和気あいあいとした雰囲気となって参りました。

タラコの母・姐御の姿があります。
クロードの姉・エルたんの姿もありますね。
大学時代の仲間・プリンスやギンガも駆けつけてくれています。
そういや。
大学の仲間うちの中での結婚一番乗りは、このタラコとクロードたちなのでした。
みんなまだ就職したばかりの新しい環境にあくせくしているようですが、タラコたちは着実に人生の歩みを進めています。
おおっと。

新妻を迎えたばかりのクロードのこのはしゃぎっぷり☆
今日一番の幸せ者って顔をしてますね。
そばでは父のクラウドが心配そうに見てますが、この日ばかりは彼の人生一番の晴れの日。
……というわけで、多少の羽目外しは大目に見てやってくださいな。
しかし、今日はたくさんのお客様が来てくださいました。
招待状を送ったすべてのお客様が駆けつけてくれたようです。

これも、タラコとクロードの人望なのかな?
こんなに大勢の人たちに祝福してもらえて、幸せな門出を迎えられたタラコとクロードです。
もちろん、ここまで育ててくれた両親への感謝も忘れてはなりません。
すっかり白髪になった父に、改めてご挨拶をするクロード。

「パパ、ありがとう。パパのおかげで、こんなに素晴らしい日を迎えられたよ」
「いやいや、おまえの努力の結果さ。おめでとう、タラコさんと温かな家庭を築くんだよ」
「パパ……」
「立派になったな、クロード……」
そう言う父の目に、きらりと光るものが……。
あの小さかったクロードの一人前になった姿に、今日ばかりは父・クラウドも男泣き。
そして、タラコもまた。

「ベルクート、ママとゾンビハイツのことよろしくね」
「任せてください、タラコ姉さん」
「えへ、ママには照れくさくてこんなこと言えないの。あたしも意地っぱりだから」
「心配しないで。ママとゾンビハイツはぼくが守るよ。タラコ姉さんはクロードさんと幸せになることだけ考えていてね」
「ありがとう、クロード…」
さてさて。
宴もたけなわとなって参りました。
シャンパンでの乾杯も何回やったことやら……。

でも、何回やってもお祝い事の乾杯は楽しいものです。
みんなが笑って、おしゃべりをして、グラスを傾ける……。
こんなに楽しいことはありません。
タラコも、ぼんやりと一人会場の隅で物思いに沈んでいたギンガにシャンパンを勧めます。
「ほらほら、ギンガ。しけた顔してないの。ささ、ぐーっといきなさい」
タラコのそのセリフに、さすがのギンガも苦笑いです。

そのギンガの音頭で、最後の乾杯といきましょうか。
「乾杯〜♪」
「タラコちゃん、クロード、おめでとー!!」
「お幸せに〜〜☆」
「子作り、頑張れよ〜」
てなわけで。
そろそろ新婚旅行へ向かうリムジンのお迎えがやってくる頃です。
楽しかった結婚式もお開きの時間です。

時間ぴったりにタラコ宅に横付けされたリムジン。
さあ、これで一週間の新婚旅行に出発です!!!
行ってらっしゃ〜〜〜〜い!!
・
・
・
・
・
……と、無事に新婚旅行に出発したタラコとクロード。
そのはずでしたが。
そのはずでしたが…。
が……。
クロードがトイレ行ってる間に、タラコを乗せたリムジンが出発しちゃいましたぁぁぁぁぁ!
だってだって、クロードがもらしそうだったんだよぉぉぉぉぉ!
めでたい門出の日に、おもらしだけはしたくなかったんだよぉぉぉぉぉ!!
・
・
・
・
・
つーわけで。
いろいろありましたが、この二人。

とっても幸せ夫婦になりました☆




















