PCゲーム「ザ・シムズ2」のプレイ日記です。
まったりと展開ちぅ☆
2006年
02月
06日
(月)
18:57 |
編集
ふう……。
なんとか、子供たちをキャンパスに送り込みました〜。
すっごい久しぶりのキャンパスライフのような気がして、どうやれば子供たちを大学街に送り込めるのか、一瞬悩んでしまいましたことよヽ(´ー`)ノ
で。
今回、キャンパス進学に当たって、いくつか決まりごとを作ってみました。
大したことじゃないんですが、苦手なキャンパスライフを少しでもやりやすくするために、ちょっとしたお遊びですね。
その1
◆服装は、大学入学時のデフォルトのままで進行のこと。
…………ただし、あんまりひどいダサ服に当たった場合は、二年目以降に服装変更を認めるとします。
だってね、シムズですから……( ̄ー ̄)ニヤリッ
とんでもないデフォ服に大当たりする可能性もあるわけで。 フラダンスの腰巻姿とかね……w
その2
◆積極的に恋愛を楽しむこと。
…………せっかくの大学生活ですから、ビバヒル白書とはいかないまでも、自由奔放に愛を語らせてあげましょう。
うまくいけば、将来の伴侶も見つかるかも♪
その3
◆勉学にはきっちり励むこと。
…………せっかくの大学生活とはいえ、学生は勉学が本分。勉強はきっちりさせましょう。
留年なんてもってのほか。めざせ、優等!です。
こんな感じでいくことに。
まあ、4年は長いのでどうなるかはわかりませんが、とりあえずの指針決定です。
そして、今回のメンツを改めてご紹介。

●マッド家から、ギンガとソラ。
●ストライフ家から、エルとクロード
●ゼルダ姫家から、プリンスと王子
●ゾンビハイツから、タラコ。
●NPCティーンズから、ハイリー。
最後のハイリーちゃんは、数合わせのためにNPCから加えてみました。
褐色の肌の可愛い女の子です☆
そして、一同が入るのがアカデミー・ル・トゥールの学生寮カステロフ寮です。

タクシーで続々乗り付ける一同。
で、キャンパスライフの恒例として、この入寮の一番最初にムービーで見送りにきた親との別れのシーンが挿入されるのですが、このシーン、どの親子がくるのかなぁと楽しみにしていたのです。
そしたらなんと、クラウスとソラがきましたよ!
ちょっと意外な感じ?
だって、クラウスって家庭内でもクールで、あんまり子供たちを構ったりするタイプじゃなかったし。
ソラとも、特別に仲良いってわけでもなかったんですよね。
けど、娘ソラを抱きしめて、半泣きになっている父クラウスを見れたのはちょっと楽しかったです。
とゆーわけで、こちらがヤングアダルトとなった皆さんです♪

うわ、出たあぁぁぁ〜。
ソラがいきなりチアガール姿だし( ´Д`)
誰かがハズレを引きそうな気がしてたんですが、それはソラだったんですね……。
まあ、フラダンスの腰巻姿よりかは全然マシだけどさ…。
しょうがないので、ソラは大学のチアガール部に入ったってことに無理やり設定しましょう。
そして、クロードよ、その短足はなぜに???
とまあ、いろいろありましたが無事に入寮完了。

いきなりロビーで語り合いを始める男子たち。
そして、その中央に立つのはタラコとエルたんです。
エルたんはそれなりに学生らしく可愛い出で立ちに恵まれましたが、タラコはなぜか大人びたクールな装いで迫力があります。
犯罪の黒幕の娘は伊達じゃないっっっっ! ってとこでしょうか。
ステキですよ、タラコさん☆
ともかくも。
こんな感じでスタートしましたキャンパスライフ。
次回から本格的に始動させて参りますので、どうぞお楽しみに〜♪
2006年
02月
10日
(金)
00:10 |
編集
タラコ日記1 〜寮長決定?!〜
さあ〜、大学街での新生活が始まりましたよ!
あたしたちがキャンパスライフを送るのは、古い伝統と格式を誇る、アカデミー・ル・トゥールです。
緑が多くて、落ち着いた町並みが美しいこんなステキな学生街で4年間を過ごせるなんて、今からわくわくしちゃいます。
そして、同じタウンからやってきた8人の仲間たち!
仲良しのエルちゃん。
エルちゃんの弟のクロード。
なんか、お姫様の血筋だとかいう、超セレブなプリンスと王子。
クラウスさんの双子の子供たち、ギンガとソラ。
そして、違う高校からやってきたハイリー。
彼らとは、これからこのカステロフ寮で共同生活を送るのです。

それにしても、びっくりだわ。
エルちゃんとは高校のときから仲良しだったけど、エルちゃんとその弟クロードが憧れのクラウスさんの妹と弟で、さらに衝撃的なことに、ちょっと特殊な顔つきをしたギンガとソラがクラウスさんの実の子供だったなんて。
あたし、子供の頃からクラウスさんに憧れてたけど……。
肝心なところは何も知らなかったんだなあ…って、改めて思った。
クラウスさんには家族がいて、兄弟がいて。
もちろん恋人もたくさんいて、子供までとっくの昔に作ってた。
……そうだよね。
クラウスさんはあたしよりずっと年上で、それなりの人生を歩んできているんだもんね。
あたしの知らないクラウスさんの人生があって当然。
はああ〜…。
初恋、破れるかぁ。
ま、そういうもんだよね、初恋ってもんはさ。
いろいろわかっちゃった途端、なんかね、妙にさっぱりした。
くよくよしたって仕方がないもん。
あたしはあたしで、今できることを精一杯頑張ろうと思うんだ。
で、あたし、みんなに提言してみた。
せっかく同郷の仲間で大学に入って共同生活を送るんだから、ここを出るまで、つまり卒業まで、みんなで力を合わせて助け合おう、って。

みんなね、賛成してくれた。
「みんなで入ったんだから、出るのも一緒だね!!」って、盛り上がっちゃった。
いいよね〜、仲間って!
これこれ、こういうのが青春なのよ!
なんて、るんるん♪してたら……。
カステロフ寮の寮長を決める段になって、お鉢がこっちに回ってきちゃったよおー。
「やっぱ、寮長はタラコちゃんしかいないでしょう!」
「うんうん、みんなのリーダーシップを取ってくれるのはタラコちゃんしか!」
「タラコちゃん、みんなのこと考えてくれてるしね!」
「よろしくお願いします! タラコ寮長!!」
うわーん、余計なこと言うんじゃなかったーーーー。
思ったところですでに遅し。
こうして、タラコはカステロフ寮の寮長まで勤める羽目になりました…。とほほ。
まあ、こんな感じで始まりました寮生活ですが、近況なども少し。
エルちゃんは、心理学を専攻することにしたみたい。
彼女、高校時代のボーイフレンドと離れ離れになって、最初こそはちょっぴり元気なかったけど、今は仲の良い子もできたようでなんとか元気を取り戻しています。

仲が良いっていうのは、具体的に言うとプリンスなんだけどね。
暇があれば二人でじゃれ合って、傍から見てても微笑ましいくらい楽しそうに遊んでます。
ソラはさっそくチアガール部に入ってました。

前から、大学入ったらチアやろうと思ってたんだって。
なんでも、タウンに残してきた彼氏がスポーツの殿堂入りを目指しているとかで、少しでも彼氏の応援になればと思ってるらしいの。
さっそく部の先輩を寮に招待して、いろいろと聞きまくってました。
うーん、ソラって活動的なんだよねぇ。
なんだか尊敬してしまいます。
そして。

知り合いがいなくてちょっと心細そうだったハイリーちゃんに、ギンガが妙に親切です。
まあ、エルちゃんから聞いたところによるとギンガってけっこう女好きらしいので、ハイリーちゃんに何やら下心があるのでは…などと、あたしは睨んでいるんですけどね。
最後に。
あたしタラコは、大学での専攻に生物学を選びました。
クラウスさんが生物学の学者ってこともあって前から少し興味があったし、うちのゾンビたちの生態系をもっとよく知りたいって気持ちもあったの。
勉強は大変だけど、今まで知らなかった知識が少しずつ増えていくのって、とても楽しい♪
もっともっと頑張ろうと思います。
そうそう。
こないだ談話室にいたら、クロードが声かけてきたの。
「寮長さん、ご機嫌いかが?」
なんて声かけてきたから、むっとしちゃった。
人に寮長の大役押し付けたのはそっちのくせしといて、よくゆーわ。

タラコ「そんな呼び方やめてよ、あたしはにタラコって名前あるんだから」
きっぱり言ってやったら、向こうは慌てたみたい。
「ごめんごめん、そういうつもりじゃ……」
「だいたい、寮長押しつけたのそっちでしょ」
「押しつけたつもりはないけど……君が適任だと思ったから……」
「今さらおだてたって、何も出ませんよーだ」
よく考えたら、クロードとまともに話したのって、これが初めてかも。
初めての会話がこれじゃあ、この先も相性サイアクかしらん?
「おだててなんかないよ。だってタラコちゃん、しょっぱなからみんなまとめてたし、リーダーシップ発揮して、すげーかっこよかったし」
「…………」
「でも、言われてみれば、みんなで寄ってたかって一方的に寮長押しつけたかも。そんなつもりはなくても……結果的には……」
「も、いーよ」
「ううん、タラコちゃんごめんね。俺さ、寮長の仕事、俺にできることあったら手伝うから」
「手伝う…って」
「寮長って、責任ある仕事だし、いろいろ大変だよね。でも俺、その仕事がタラコちゃんの負担にならないように手伝うよ。うん、手伝う!」
あらら……。
なんか話が思ってもみない方向に。
でもせっかく手伝ってくれるって言うんだから、その言葉に甘えちゃっていいのかな?
それに……。
嘘でも、クロードの言葉がちょっとうれしかったんだ。
とゆーわけで。
クロード、寮長補佐決定!!
覚悟しなさいね、クロード♪
2006年
02月
16日
(木)
20:04 |
編集
無事にキャンパスライフがスタートしたところで、デメント家です。
種はまきました。

・
・
・
・
・
あとは、まいた種が実を結んでくれるのを待つだけ……のダニエラさんですが。
なぜだか……。
なぜだか、気持ちがすっきりしません。

可愛いベロニカを抱っこしていても、どこか心ここにあらずなダニエラさん。
どうしたというのでしょう?
いつもの強気なダニエラさんらしくもない元気のなさです。
自分でもよくわかりません。
わからないけれど、どこか胸の中にぽっかり穴が空いたような気がするのです。
こんな気持ちははじめてでした。
認めたくはないけれど……。
薄々その理由はわかっています。
……ギンガです。
あの夜、二人で寝ていたベッドをそっと抜け出した彼が、そのまま大学進学のために旅立ったのだということを、後でフィオナから聞かされて……。
それ以来です。
ダニエラが、ぼんやりとすることが多くなってしまったのは。
うざったいエロガキと思っていました。
そう……。

ダニエラの計画のために必要な、手駒のひとつ。
自分の思いのままに操ることのできる、馬鹿なガキンチョ。
そう思っていたはずなのに、いざ彼がいなくなったと聞かされて、ダニエラは心に満たされないものを感じてしまうのです。

一人で食べる食事も味気ないです。
ギンガが去り際に、また電話すると言っていたはずなのにその電話さえさっぱりこないのも、味気なさに拍車をかけているようです。
ナルとスペ子の復縁という、種まきの成果まではまだまだ道のりは流そうで…。
ダニエラさんは、特にすることもなく、退屈な時間をギンガなしで過ごさねばなりません……。
そんな、退屈すぎて時間を持て余したダニエラさんが軽く欝になりそうな、そのとき。
大学街のギンガから電話がありました。

待ちかねていた電話に、ダニエラさんらしくもない可愛い笑みが思わずこぼれます。
彼は黙って出発してしまったことをダニエラさんに詫びたあと、今は同じタウンの仲間たちと寮生活を送りながら、哲学を専攻し、日々勉強に没頭していることなどを話してくれました。
久しぶりに聞くギンガの声に、少女のように胸が躍るダニエラさん。
「たまには会えないのかい?」 と尋ねると、
「会いにきてくれればいつでも会えますよ」 とギンガは答えました。
かなり授業や課題に追いまくられているのでタウンに戻る時間はなかなか取れないが、ダニエラさえ寮まできてくれれば、いつでも会えると。
そう言われて、躊躇する間もなくダニエラさんの口から言葉がこぼれていました。
「あたし、会いにいくよ。あんたの寮まで」
翌日、ダニエラさんはカステロフ寮にきていました。
寮前には、ダニエラがくるのを今か今かと待っていてくれていたらしいギンガの姿。

ギンガの姿を見るなり駆け寄ったダニエラさんは、彼の体をひしと抱きしめました。
大学生になって、ちょっぴり大人っぽく…そして男らしくなったギンガがなんだか眩しいです。

ギンガ「お姉さま……会いたかったです……」
ダニエラ「あたしもだよ、ギンガ…。黙って行っちゃうなんて水くさいよ…」
ギンガの手が、ダニエラさんの頬をやさしく撫でてくれます。
若い恋人の愛撫に、胸がきゅん☆と高鳴ってしまうダニエラさんです。
「勉強、大変なのかい?」
「授業は毎日あるし、けっこう課題とかも大変なんです」
「無理するんじゃないよ」
「たまにはお姉さまと会えるのなら、それを励みに頑張れます」
「まあ、ボウヤったら相変わらず甘えっ子だね……」
そう言いつつも、甘えているのは自分のほうなのではないかと錯覚してしまいそうになるダニエラさん。
自分に触れてくれるギンガの手がうれしいです。
そのまま、それとなくキスをねだって、目をつむります。

ギンガのくれたキスはめまいのするような甘さをダニエラさんに与えてくれました。
ずっと、ずっと。
ギンガを離したくないと思ってしまったのも、ダニエラさんの錯覚なのでしょうか。
「外で立ち話も何だし、寮に入りませんか? 仲間にも紹介しますから……」
「馬鹿お言いでないよ! あたしはあんたに会えただけでいいんだ。長居はするつもりないんだからね」
大学のお友達に紹介だなんてとんでもない。
こんな年増女と一緒にいるところを見られたら、ギンガがなんと思われてしまうのか……。
変な噂の種になったりしないかと、ダニエラさんは心配します。
「でも……、せっかく会えたのに、立ち話だけなんて寂しいです」
ギンガの言葉に、すでに胸がきゅんきゅん☆状態なダニエラさん。
甘えたがる彼に言い聞かせるように言ったのでした。
「また会いにくるよ。今度はゆっくりできるよう場所も用意しようかね……」
ダニエラさんが囁いた言葉に、ギンガが笑って頷きました。
こんなところは、大学生になった今も昔のままです。
甘酸っぱい想いに胸がいっぱいになりながらも、長居はしないといった通り、ダニエラさんは「もう帰る」と言いました。
「そろそろ帰らないと……フィオナとベロニカが待ってるからね」
「ベロニカちゃん、……そういえば僕の妹になるんですね」
「そうだよ、とっても可愛い子だから今度ゆっくり顔を見にきておくれ」
「わかりました、今度ソラと行きますね」
「きっとフィオナも喜ぶから」
またね、と手を振り合ってギンガと別れたダニエラさん。
家路を辿りながら、
「でも、きっと一番喜ぶのはあたしだね……」
小さく呟いたのは、もちろんギンガには内緒でした……。
2006年
02月
22日
(水)
20:46 |
編集
とうとう、我が子ギンガとソラも大学へと旅立ってしまいました。
ストライフ家のスペ子です。

元々、自分のキャリアを磨くことに忙しく、子供たちをあまり構ってやれなかった母親ではありますが、そんなスペ子でもいつもそばにいてくれた子供たちがいなくなってしまうと、ほんのりと寂しさが込み上げます。
クラウスとの関係が冷え切ってしまった今、心の支えだった子供たちもいなくなってしまっては打ち込めるのは仕事のみ……。
けれど、その仕事にも最近は壁を感じています。
そう。
ブロードウェイの舞台で華やかに歌って踊るものの、しょせんスペ子は中堅女優。
使い勝手がいいせいか演出家からのお声はかかりますが、いつも脇を固める助演ばかりで、主役の話はひとつもきません。
もう若くもない年齢だし、そろそろ容色も衰え出してきた今日この頃……。
女優スペ子にも焦りが見え始めた、そんなとき。
エージェントが持ってきた話は、願ってもないスペ子主演の舞台のお話でした。
しかし。
そのタイトルが、
「肝っ玉繁盛記〜幸楽おかみの逆襲〜」。
なんでも、ラーメン屋「幸楽」の女主人サツキの肝っ玉一代記 ということで、娘時代から70歳の現在までをドラマチックに、かつ泥くさく演じ分ける! という舞台なのでした。
いいお話だと、喜ばねばならないのでしょう。
この年になって、はじめて持ち込まれた主演のお話です。
しかし、その話に飛びつくにはスペ子のプライドが高すぎました。

スペ子「な、なんであたしが70歳の婆さん役なのよ…」
そうです、スペ子はまだ40歳になったばかり……。
日々若さを保つ鍛錬を欠かさず、まだまだ娘役としてイケるはずだと思っていたスペ子には、とても快諾できる話ではありませんでした。
とりあえず仕事を持ってきたエージェントに 「考えさせて!」 と答えたスペ子ですが…。
スペ子は悩みます……。
この仕事、受けたほうがいいのか……。
でも、娘時代はともかく、70の老婆まで演じなければいけないなんて……。
これまで若さと美貌を武器にショウビジネスの世界を生き抜いてきたスペ子には、この仕事はとてつもなく大きな賭けのように思えるのです。
この舞台がもし失敗でもしようものなら、もうスペ子がショウビジネスの世界で這い上がることはまずできないでしょう。
そんなとき。
悩むスペ子の元に、一本の電話が入りました。
それは、婚約者ナルからでした。
とはいえ、婚約者というのも名ばかりの、どっちかというと腐れ縁みたいな関係ではありますが…。
でも、今は誰でもいい。
悩みを聞いてくれる誰かが欲しかったスペ子です。
「悩みがあるの…」 と呟くと、彼は 「聞いてあげるから、うちにおいで」 と言ってくれました。
その言葉に甘えることにしたスペ子。
久しぶりに婚約者ナルの家を訪ねました。

ナル「久しぶり。元気でやってるようだね、スペ子」
以前と変わらぬナルの微笑みに、スペ子の心もほっと癒されます。
彼とは、20年も前の大学時代に婚約したっきり、ほとんどほったらかしにしたまんまの関係でした。
けれども。
クラウスと深い関係になり、ギンガとソラという子供まで設けた今でも、彼は婚約を破棄することなく、スペ子の婚約者であり続けてくれました。

スペ子「ナル……、あなた、どうしてそんなにやさしいの?」
なんだか、昔付き合っていた頃を思い出してしまいそうになりました。
宇宙人顔のブスな小娘だった自分を、愛してくれていたナル……。
そんな彼を足蹴にするようなことばかりをしてきた自分……。
そのとき。

ふいうちのように抱きしめられて。
スペ子はナルの激しいキスを受け止めていました。
驚いた……というより、そのキスがとってもうれしかったスペ子。
もとよりナルは婚約者。かつては、「結婚しよう」と誓い合っていた仲です。
「僕の気持ちは変わってないよ、スペ子」
「ナル……」
「今でも君を愛しているし、君がいいと言うまで、いつまででも待つつもりだ」
「ナル、わたし、あなたが思っているような女じゃない……」
「クラウスのこと言っているのかい? 彼のことなどどうでもいい。僕には君しか見えていないんだ」
ナルの断固とした言葉に、スペ子は胸が熱くなります。

二人が話しているそばを、赤毛お下げがじろじろ見ながら通り過ぎてゆきましたが、気になりません。
あの女がクラウスに告げ口しようと、今のスペ子にはへっちゃらでした。
やがて、ナルの家に通されて、二人はいろんな話をしました。
お互いの近況やら、会えなかった間のこと、そしてもちろんスペ子は例の舞台の悩みまで、ナルに打ち明けました。

「主役の舞台なんてすごいじゃないか! 悩むことないよ」
「でも……、70のお婆さん役なのよ……」
「娘時代からお婆さんまで、だろ? それって、君の演技を見込まれたからじゃないか!」
「え? そうなの?」
「そうだよ、下手な女優には演じ切れないすごい大役だよ。いいかい、これはチャンスだよ。君がこの先さらに飛躍するための、大きなチャンスだよ」
「そうなのかしら……」
今いちピンときませんが、そういえば話を持ってきたエージェントもそんなことを言っていました。
この先、主演女優の地位を勝ち取れるかどうかの、これは大きなチャンスなのだと。
「あたし、この仕事受けるべき?」
「うん、受けるべきだと思う。けど、君が今のまま助演ばかりの中堅女優のままでいいなら、断ってもいいと思うよ。でも、君の夢はいつか主演の舞台をやることなんだよね?」
「ええ、そうよ……」
「じゃあ、道は決まってくるんじゃないかな」
「でも失敗したらと思うと、怖くて……」
「スペ子らしくもないなぁ。当たって砕けろのチャレンジ精神がスペ子の信条だったろ?」
悪戯っぽくナルに笑われて、スペ子は思い出しました。
ブスで目立たない小娘だった自分が、当たって砕けろでナルに告白して恋人になってもらった、かつての勇気を……。
スペ子の心は決まりました。
ナルに会いにきてよかった……。
彼に話を聞いてもらってよかった……。
そう思ったスペ子は、なんだか泣けてきそうでした。
その夜。
二人は深夜まで話し込みました。
いつの間にか、見つめ合う二人の瞳には愛の炎が灯っていました。
20年という長いインターバルを置いて、お互いを想い合う心に気づけた、この夜でした……。
もちろん、その裏にダニエラさんの思惑があることなど、二人は露ほども知らないまま。
2006年
02月
26日
(日)
00:20 |
編集
エル日記1
大学生活にも、そろそろ慣れて参りました!
今回は忙しい寮長タラコちゃんに代わって、わたくしエルが日記など書いてみようと思います。
さてさて、親元を離れて早数ヶ月。
同郷の仲間たちとの寮生活はとっても快適で、楽しいです。

それはもちろん、我らがカステロフ寮の寮長であるタラコちゃんがいろいろと気を配ってくれているおかげなのです。
タラコちゃんはすごいんですよー。
頭もいいんだけど、明るくて行動力があって、みんなをどんどん引っ張ってゆく感じ!
その彼女が寮長になったのも、当然といえば当然なのです。
もちろんタラコちゃんばかりに負担をかけるつもりもないから、わたしもいろいろお手伝いをしたり、クロードなんかいつの間に「俺、寮長補佐だから!」と張り切る始末。
タラコちゃんも「男手あると助かるわぁ〜」なんて言って、クロードを寮長補佐だと認めてるみたい。
なんだかいいコンビになりそうな二人です。
そういえば、大学の専攻を決めるとき、クロードに将来何になりたいのか聞いたら、あの子ったら「プロのパーティゲストになりたい」だなんて言ってました。
なーんか、チャラチャラした夢ねぇ。
そのために、今は哲学を勉強することにしたそうですが、プロのパーティゲストと哲学の間にどういう繋がりがあるのか、エルには今ひとつ理解不能……。
我が弟ながら、あの子もよくわかんない子です。
わかんないといえば、コイツです↓

いきなり、寮には愛が足りない! とか言い出して、妖しげなバスタブを自腹で設置していたギンガです。
なんでも、愛のバスタブとかいうラブグッズだそうですが、思っきし下品かつアレなデザインで、こんなの寮に置かれても困ってしまいます。
さらに、奴はというと、設置完了と同時にすっぽんぽんになって寮内を走り回っている始末……。
コイツは一体何を考えているのだろう……。
と、小一時間ほど考え込んでしまいました。
そうそう。
ギンガのそのすっぽんぽんですが。
あの破廉恥な姿で寮内のみんなをびっくりさせて回っていたギンガでしたが、そんなものにも唯一動じていない人がいたんです。

もちろん、タラコちゃんです。
パソコンでレポート書いてたみたいなんだけど、ギンガのことなんかまるで無視で、レポートに勤しんでいるところはとってもクール♪
クロードはそんな二人をおもしろがっていたみたいだけど、さすがタラコちゃん! ってところです。
それに引き換え、あの馬鹿ギンガが身内かと思うと、エルはなんだか泣けてきます……。
まあ、ギンガに限らず、大学街には変わった人がたくさんいます。
寮にも、ソラの先輩のチアガールがしょっちゅう出入りしてるし、その関連なのかなんなのか知らないけど、牛の着ぐるみの人まで……。

その牛の人がイタズラ好きらしくて、大変です。
誰彼かまわず絡んでくるくらいならまだマシなほうで、タラコちゃんに聞いた話によると、スプリンクラーを誤作動させて辺りを水浸しにしちゃったり、けっこう笑えないイタズラをやってくれるんだそうです。
クロードもつまんないことで絡まれたらしく、無視してればいいのにまともに相手するから、なんか馬鹿にされちゃったりなんかして、「あの牛、今度牛丼にしてやる!」とか怒鳴ってました。
……ふうう。
クロードも、もっと大人になろうよね……。
大人といえば。
こないだ、衝撃的なシーンを見ちゃった。
いえね。授業があるから寮を出たら、ソラが寮の前にいたんだけど。

大学の教授とキスしてた。
びっくりした。
だって、ソラにはタウンに残してきた彼氏がいるって聞いてたから。
教授が帰って、すぐにソラに聞いてみたら、
「あ? だってあたし、大人の男に弱いの〜」
「でででも、ソラには彼氏がいるんでしょ?!」
「うん。でも、今は会えないし〜。あの人ね、チア部の顧問の先生なの。仲良くしとかなきゃ♪」
「仲良くなりすぎでしょーが!」
「そんなことないよ。教授と仲良くしとくと、もれなく特典あるし♪ 個人指導とか成績とかね♪」
「はあ?」
「エルちゃんも、教授とは仲良くしてたほうがいいよ〜☆」
うっはー。
ソラはとんでもなく進んでます。
到底、わたしには真似できませんっっっ。
そんなこんなでいろいろありましたが、学期末試験まではあっという間でした。
単位さえきちんと取っていれば、試験は受けとけばオッケーなはずなので安心してたけど、ぎりぎりになって大事件発生!!
なんと。
プリンスの単位が足りてない!!!
みんなで一緒に卒業しようと誓い合った寮の面々は大慌てです。

そりゃあね。
みんなが講義だー課題だーレポートだーって一生懸命なときに、のほほんと遊んだり踊ったりしてるから、変だな〜とは思ったのよね。
けどさ、それもこれも高校時代のスキルの貯金があるからこその余裕なんだねと、みんなである意味安心していたわけ。
それが、貯金どころか、
スキルなんか、ほとんど0だったなんて……。
ううう、詐欺です、詐欺。
プリンスの弟の王子はきちんと単位取得できてたのに、なんでこのプリンスだけ、同じことができないのか……。
とにかく試験まで時間がなかったので、もう寮の仲間総動員でノートコピーしたり、教授に単位取得期限延長を掛け合ったり。
プリンス本人よりも必死こいてましたよ。
ここで、ソラの言ってた教授の特典がモノを言いました。ソラ様様です…。
まーったく、お坊ちゃんにもほどがあるよね!
もちろん、無事単位を取れてから寮のみんなでこってりお説教してやりましたとも。
そのお説教がプリンス本人に通じているのかは謎ですが……。
まあ、おっとりお坊ちゃんなキャラが売りのプリンスだから、こればっかりはしょうがないのかな?
つくづく、憎めないキャラってお得ですね♪
というわけで、エルたちの大学生活は順調です!
今は勉強に必死だけど、これからたくさんの人と出会って、すてきな恋もしたい。
夢はいっぱい広がります。
その夢に向かって、寮のみんなと力を合わせてキャンパスライフを頑張りたいと思ってまーす♪



















